2025.07.24更新
金庫の専門家が教える「金庫の処分方法」

不要になった金庫の正しい処分方法をご存じですか?
金庫の多くは、一部を除き鋼材や特殊合金が使われた「耐火金庫」や「防盗金庫」と呼ばれる種類の金庫です。これらの金庫はほとんどの自治体で回収NGとしており、産業廃棄物として業者に処分してもらう必要があります。
そのため耐火金庫や防盗金庫を誤って粗大ごみとして出してしまうと、不法投棄となる恐れも…。
ただ、業者に依頼するとなれば、当然費用が発生します。そのため、中にはリサイクルショップやフリマサービスなどを利用して処分する方もいらっしゃいます。また金庫を販売した店が回収してくれるケースもあります。
そこで今回は、金庫を安全かつ適切に処分する方法と、それぞれの費用相場、そして業者に依頼する際の注意点について詳しく解説します。
なお、「今すぐ不要な金庫を処分したい」とお急ぎでしたら、ぜひ私たち「金庫110番」までご相談ください。
「金庫110番」では「中身を取り出して処分したいけど、番号がわからなくて困っている」といった場合でも、しっかりと鍵開けして中身を確認してから、不要な金庫を確実に処分いたします。
お見積もり無料ですので、「ウチの金庫も引き取ってもらえるのかな…」と不安な方もお気軽にご相談ください!
金庫は粗大ゴミとして処分できない

金庫の処分で知っておくべき大事なことは、基本的に「金庫は一般ゴミや粗大ゴミとして処分することはできない」ということです。
一般的に、金庫は火災から収納物を守るため耐火性の高い「耐火金庫」となっており、以下の素材が使用されています。
- 気泡コンクリート
- 特殊合金
- スチール
- 鋼材
これらの素材を一般ゴミとして処分するのは難しいため、耐火金庫は自治体の回収対象外になっているケースがほとんどなのです。
たとえば東京都目黒区のホームページには「その他特殊なもの」として耐火金庫は区で収集できない旨が明記されています。(2023年11月時点)
また防犯性能の高い「防盗金庫」も同じく、一般ゴミとして処分するのが難しく、ほとんどの自治体で回収対象外となっています。
例外として、携帯できるような手提げ金庫や小さい金庫であれば、一般ごみや粗大ごみとして受け付けている自治体も、いくつかはあります。
しかし、金庫を回収している場合でも、どのサイズまでの金庫なら回収できるかは、自治体によって異なります。一度お住まいの自治体のホームページを確認してみてください。
いずれせよ、国内では金庫をゴミ(不燃ごみ / 粗大ごみ)として回収することはできないというのが、基本となっています。
金庫を処分する5つの方法

- 金庫の専門業者に処分してもらう
- 金庫を購入したお店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップで処分する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
ゴミとして出せない金庫を処分する方法としては、上記5つが挙げられます。
この中で最も安全かつ確実な方法は、金庫の専門業者に引き取ってもらう方法です。ただ、いずれの方法にもメリット・デメリットがあるので注意が必要です。
金庫の処分方法①専門業者に引き取ってもらう

金庫の処分で一般的なのは、金庫の専門業者に処分を依頼することです。なぜなら、金庫は扉が開かない状態では処分できないからです。
古い金庫の処分でありがちなのが、金庫のカギが開かないというパターン。金庫が開けられないと産業廃棄物としても処分できないため、金庫のカギ開けとセットで対応してもらえる金庫業者に問い合わせ、引き取ってもらうことが、金庫処分で一番確実な方法です。
また、古い金庫の処分時によくあるご相談が、「処分する前に、金庫の中に何が入っているのか確認したい」といったご要望ですが、不用品回収業者やリサイクルショップなどでは、金庫の鍵開けができないことがほとんどです。
遺品処分などで金庫の中身をきちんと確認したい場合は、専門業者に依頼するのがもっとも確実な方法なのです。
また専門業者であれば、運び出すのが難しい大きな金庫でも引き取れるので、金庫業者に依頼すると作業もなくとても簡単に処分できます。
金庫処分を専門業者に依頼する際の注意点
一口に「専門業者」といっても、その質はピンキリです。中には、いわゆる「悪徳業者」と呼ばれる悪質な業者も存在するからです。
悪徳業者の典型的な手口は、最初は「その金庫なら◯円で引き取りますよ!」と言っておきながら、いざ引き取りに来くると、現場でどんどん追加料金を請求するというもの。
一般的に、専門業者は電話などで一旦見積もり金額を提示しますが、その後現場に到着し、金庫の現物を見てから、最終的な見積もり金額を出します。そしてその費用をご了承いただいた上で、作業を行います。つまり、最終的な見積もり金額に納得いかなければ、キャンセルすることができるのです。
しかし悪徳業者の場合、電話などでとりあえずの見積もり金額を提示したら、現場で依頼者の了承を得ることもなくどんどん作業を行い、作業が終わってから「これだけ費用が発生しました」と、高額な追加料金を請求してきます。キャンセルしようにも「すでに作業を行った」と、費用の支払いを迫ってくるのです。
このようなトラブルに巻き込まれないためにも、金庫業者に処分を依頼する時は、実績が多く、しっかり現物を見て見積もりを出してくれる業者に依頼しましょう。
私たち金庫110番でも、現物を確認した上で金庫の処分引き取りを行っています。
「何が何だかわからないままお金を払うことになってしまった…」なんてことにならないよう、「何にどのくらいの料金がかかるのか」「どんな作業をさせていただくのか」を丁寧にお伝えします。
ご了承いただいたのちに作業開始となりますので、ご安心ください。
処分・引き取りの流れは以下の通りです。
- お電話にてご依頼
- 実際に金庫の種類・サイズを確認
- お見積もり
- 処分・引き取り
お電話口では、オペレーターから金庫の大きさ・メーカー・重さ・扉が開くかどうかなどをお伺いします。
その際は、「電子レンジ1個分くらいの大きさです」など、大まかにわかる範囲で構いませんので、お知らせください。
金庫の処分・引き取りのお電話は無料で受け付けております。お気軽にご相談くださいね。
▼メールフォームからのお問い合わせもお待ちしております!
金庫の処分方法②購入店で引き取ってもらう
金庫は購入店で引き取ってもらうことも可能です。金庫の販売店は、金庫の処分が難しいことを知っているため、多くの店で金庫の処分を引き受けてくれるのです。
また店舗によっては、新しい金庫を購入する際に、古い金庫を下取りしてくれるところもあります。処分と同時に、新しい金庫の購入も検討されている場合は、購入店にご相談してみるのがおすすめです。
購入店に金庫を回収してもらう際の注意点
購入店で引き取ってもらう場合、持ち込みしか対応しないケースが少なくありません。つまり、サイズの大きい重たい金庫の場合は、その金庫を自分で持ち出し、店舗まで自分で運ばなければならない可能性があるのです。
重たい金庫を自力で持ち出すのが難しい場合は、購入店やメーカーに問い合わせてみるのも良いでしょう。
金庫の処分方法③廃品回収業者に引き取ってもらう

金庫を処分する方法として、不用品の回収業者(廃品回収業者)に依頼するのも一つの手段です。
とくに「同時に他の家電・家具も処分してしまいたい」といった場合、大量引き取りで割引してもらえることもあるので、引越しに合わせて一気に処分するなんてケースにはおすすめです。
廃品回収業者に金庫を処分してもらう際の注意点
まず、無許可で廃棄物の処分を行う不用品回収業者がいる点にご注意ください。市町村の許可なく不用品の回収を行うのは、れっきとした違法行為です。
環境省からも注意喚起されていますので、依頼する業者はよく見極めましょう。
参考:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!(環境省)
とくに、「不用品を無料で回収します」などと呼びかける業者は要注意です。家に来てもらったら、最終的に高額請求をされたなんてトラブルが後を絶ちません。
金庫の専門業者である「金庫110番」では、現場で金庫の状態を確認してから最終見積もり金額をご確認いただき、ご了承いただいてから作業を行います。
「本当に信頼できる不用品回収業者かどうかわからない…」と不安を覚えるようでしたら、金庫の処分はぜひ「金庫110番」にお任せください。
金庫の処分方法④リサイクルショップで売る

「リユース市場」が年々拡大している中、金庫もリサイクルショップで売れる可能性があります。
出張買取を行うリサイクルショップは増えていますし、大手メーカーの最新モデルの金庫であれば、高額で買取ってくれる可能性もあります。
実際、新しく状態の良い金庫であれば、リサイクルショップで~10,000円くらいの買取価格で売れる可能性があります。本来であれば金庫の処分に費用が必要となるところ、逆に臨時収入が得られる可能性がある点が、リサイクルショップの最大のメリットです。
リサイクルショップで金庫を処分する際の注意点
金庫は経年劣化を起こします。年月が経つほど金庫は劣化し、当然その価値が下がります。
そのため使用年月が古い金庫の場合、高値での売却は期待できないでしょう。特に20年近く経過している金庫の場合は、買取不可となる可能性が高いです。もちろん解錠ができないもの、破損しているものも、買取・引き取り不可となります。
金庫の状態や使用年数などに問題がある場合は、リサイクルショップではなく専門業者に処分を依頼したほうがよいでしょう。
金庫の処分方法⑤フリマアプリ・ネットオークションで売る

「金庫を高く売って処分したい」とお考えの場合は、メルカリ・ヤフーオークションなどのフリマ・オークションサービスを利用する方法もあります。
ヤフオクでは家庭用サイズの金庫を中心に、業務用の大型金庫なども売買されています。メルカリは手提げ金庫や家庭用金庫が中心で販売されているようです。その他に、楽天のラクマなどのフリマアプリもあります。
金庫の処分に費用をかけず、むしろ臨時収入が得られる可能性がある点は、リサイクルショップと同様のメリットですが、フリマアプリやネットオークションは、出品するのに手間がかからずカンタンという点が、大きなメリットでしょう。
フリマアプリ・ネットオークションで金庫を処分する際の注意点
金庫の処分に限った話ではありませんが、フリマアプリ・ネットオークションは個人が簡単に不用品を売買できるというメリットがある反面、個人間取引のトラブルが発生するリスクがあります。
さらに金庫の発送手続きも自分で行わなければならないため、大きな金庫の場合は非常に手間がかかります。
また、金庫は家庭用の耐火金庫でも30キロ以上するのが普通です。そのため送料も相応に必要となりますが、落札者・購入者が送料を負担する場合、総額があまりにも高いとまったく売れず、いつまでたっても処分できないという可能性もあります。
鉄屑、スクラップ屋さんで金庫は処分できる?
不可能ではありませんが、おすすめしません。
耐火金庫には、「気泡コンクリート」という特殊な素材が伝われています。
なので、そのままでは鉄・スクラップ業者では処分できません。
金庫を切断・分解して耐火素材を取り除いてから、処分を頼むことはできますが…。
現実的ではありませんよね。
金庫処分の費用相場

金庫の大きさ | 処分費用 |
---|---|
~30kg(小型) | 6,000円~8,000円 |
~60kg(中型) | ~15,000円 |
~100kg(大型) | ~30,000円 |
業務用 | ~60,000円 |
金庫の処分に必要な費用相場は、基本的には金庫の重さと設置場所(搬出する方法)で決まります。
決まったルールがあるわけではないため、その費用は業者によって異なりますが、処分費用はおおむね「1kgあたり200円~250円」で計算されることが多く、30kg程度の家庭用耐火金庫なら、6,000~8,000円程度となります。
ただ、これはあくまでも目安で、金庫のサイズや設置場所によっては、運搬料金が2〜50万円かかるケースも珍しくありません。
階段やクレーン・リフトを使う場合は別料金が発生
金庫の設置場所が2階以上の場合は、処分費用とは別に運搬料金がかかる場合があります。重い金庫を階段を使って運ぶ必要があるほか、専用の機械を使用する場合があるためです。
たとえばエレベーターの無い建物の場合、金庫の運び出しには大人3〜4人が必要になるケースがあります。業務用の大きな金庫となれば、重量が1トン以上になる金庫もあるため、こういった金庫は別途クレーンやリフトを使用しなければなりません。
このような場合、どうしても作業スタッフや機材の準備にかかる料金が上乗せされてしまいます。
金庫の処分費用は、条件によって金額が上下する可能性があるため、やはり実物を見て細かく見積もりを取ってもらうことが大切です。
「うちの金庫、いくらで処分してもらえるんだろう?」と不安な方は、ぜひ一度金庫110番へお見積もりをご依頼ください。
金庫110番では【基本回収料金+金庫処分費用】で金庫処分を受け付けております。
設置場所によってこちらに運搬費用が追加される場合もございますので、お電話にてオペレーターにお申し付けください。お電話口では金庫の大きさと種類、メーカー名などをお伺いします。ご存知の範囲で構いませんので、ご準備いただけるとスムーズです!
金庫を処分する前に確認すること
- 「処分」と「買取」のどちらがおトクか
- 金庫のサイズ・メーカー
- 金庫の扉が開くかどうか
- 金庫の中身が空にしているか
古い金庫は処分、新しい金庫は買取依頼がおトク

お持ちの金庫が古い場合は、まず処分する方向で検討しましょう。
金庫には耐火性能や防盗性能を担保する有効期限の定めがあります。一般的に、耐火金庫の寿命は20年とされ、「20年以上経った金庫は、性能が20%落ちる」とも言われています。
そのため古い金庫を売りたいと思っても、買い取ってくれるところがないというのが現実です。
一方で、金庫がまだ新しい場合は、売れる可能性があるので買い取ってもらう方向で考えるといいでしょう。
中でも、以下の金庫は中古市場でも人気があり、売れる可能性が高くなっています。
- 年式の新しいテンキー式の金庫
- 指紋認証機能付きの金庫
金庫のサイズ・メーカーを確認しておくと手続きがスムーズ

金庫の処分費用は、サイズや重さによって引き取りに伺う人数で変わってくるため、金庫の大きさや重さ、製造メーカー、金庫の型番を把握しておくとスムーズです。
お問い合わせの際は、まずお持ちの金庫の高さ・幅・奥行きを確認しましょう。実際にメジャーで測ってもいいですし、金庫の型番で検索して調べる方法もあります。
オススメなのはスマートフォンで「金庫の写真を撮る」こと。業者さんにメールでカンタンに送れるので、とても便利です。
また、金庫の重さも要確認です。重量・メーカー・型番は、金庫に記載されている場合が多いので、金庫の側面などを確認してみてください。

ちなみに、100kgを超えるような大きな業務用金庫だと、回収や持ち運びに機械が必要になることも!
追加で運搬料金が発生することもあるので、事前に金庫の情報を業者さんに伝えておくことが重要です。
金庫が開くか確認し、中身を空にする
金庫は中身を空にした状態でないと処分対応ができません。処分の際は、金庫の鍵と扉を開けて中が空っぽの状態で依頼しましょう。
オークションやリサイクルショップなどで売る際も、中に何が入っているかわからない状態で手放すことはできません。
もし「金庫が開かない」「ダイヤル番号がわからない」という場合は、金庫の鍵開け業者に「開錠処分」を依頼する形になります。
※開錠処分:金庫を開錠した上で引き取り処分すること。
処分予定の金庫が開かない場合は、開錠も同時に行ってくれる業者に依頼しましょう。
金庫110番でも金庫の引き取りと開錠を受け付けています。
「番号が思い出せない」「なんだか面倒だから、手っ取り早く処分したい」という方は、お気軽にお電話いただければと思います。
ご相談無料で受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
▼メールフォームはこちらから
古い金庫は早めの処分を
耐火金庫には、火災時でも金庫の中の温度上昇を抑える「気泡コンクリート」という素材が使われています。
この気泡コンクリートには水分が含まれていますが、この水分は、20年程すると自然に気化=蒸発してしまいます。つまり、耐火性能も落ちてしまうのです。
耐火金庫の耐用年数は20年程度と言われているのは、気泡コンクリートが20年程度で劣化するからなのです。
安全性の観点から、製造から20年を超えた金庫は処分し、新しい金庫に買い換えることをオススメします。
なお、金庫110番では金庫の販売も承っています。割引料金でご案内いたしますので、買い替えを検討されている方もお気軽にご相談くださいね。
まとめ
金庫は粗大ゴミとしては処分できない場合がほとんどです。
そのため金庫を処分する際には、まずは「新しい金庫なら買取」「古い金庫なら処分」いずれかの方向性を決め、処分する際には専門業者への依頼を検討しましょう。
金庫の専門業者であれば、金庫の価値、金庫の構造などをしっかりと確認したうえで、金庫を適法・適正に処分することが可能です。
近年多発している悪徳業者の高額請求トラブルに巻き込まれないためにも、専門業者に依頼する際は、実績の多い、信頼できる金庫の専門業者を選ぶようにしましょう。
「適正な価格で金庫の処分をしたい!」「失敗したくない!」という方は、いちど金庫110番にご相談下さい。
ご相談・お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。
この記事を監修した金庫の専門家

2025.07.24更新
宮本 信志(みやもと しんじ)
金庫処分には料金がかかります。新しい金庫や指紋認証式金庫は値がつくケースもありますが、基本的には処分・引き取りを依頼する方向で考えましょう。条件付きでゴミに出せる地域もあるため、お住まいの自治体ホームページを確認してみてくださいね。